茅ヶ崎東海岸北の住宅

敷地は茅ヶ崎市の海まで徒歩20分ぐらいの閑静な住宅地の一画。
海外赴任から戻り、都内在住だったご夫婦は、終の棲家は湘南エリア、海の近くにと、土地探しの段階からお手伝いさせて頂きました。

南道路のオープンな敷地に、プライバシーを確保しながらも開放感、陽当りを損ねないプランニングコンセプトから始まりました。
リビングから続くウッドデッキのプライベート空間は、隣地からの視界を遮断するよう2階レベルの高さの建築駆体で壁をつくり、道路からの視線は建物の配置角度で直接室内が見られないよう工夫しました。
玄関ホールは自転車も置けるようにゆとりのある広さを、道路面への窓は最小限に、明るさは坪庭から陽の光が差込み、プライバシーを守りながらも光を入れる演出。

LDKは解放できるサブルーム、ウッドデッキへと空間が繋がり、視線を通す木製スリット階段、リビングには吹抜けとどこにいても気持ちの良い空間の広がりを体感できる構成に。
開放感のあるオープンワイドキッチンは、大きな背面収納はパントリーを設置し、機能的にも損なわないように。

拘りのキッチン背面のイタリア製タイルは、コロナで物流が滞った影響を受け、代替え品を余儀なくされそうでしたが、何とかお引渡しギリギリに間に合いました。
白を基調としながらも、温もりを感じられるように、室内外の天井には無垢の木を貼り、暖かみのある素敵な湘南のお住まいになりました。