中野区本町の住宅
| 所在地: | 東京都中野区本町 |
|---|---|
| 設計: | R style |
| 用途: | 住宅 |
| 構造: | 木造耐火構造 |
| 規模: | 地上3階建 |
| 敷地面積: | 139.45m²(41.88坪) |
| 延床面積: | 190.10m²(57.5坪) |
| 撮影: | 松田 哲也 PHOTO-WORKS |
敷地は新宿にほど近く、幹線道路から少し入った落ち着きのある住宅地。
都市の利便性を享受しながらも、穏やかな暮らしを叶えるご家族4人のお住まいです。
建築のお打合せを重ねている途中で4人目のご家族が誕生し、新しい暮らしのかたちに合わせながら計画を進めていきました。
建物は、防火地域に建つ木造耐火構造の3階建て。
1階には2台分のビルトインガレージを設け、2階にLDKと水廻り、その他4部屋を配置した構成としています。
外観は、すっきりとした箱型のフォルムをベースに、タイル貼りや石貼りを取り入れることで重厚感を演出しながら、塗り壁や軒天の木貼り、木目のガレージシャッターを組み合わせることで、柔らかさも感じられる佇まいに。
昼は白を基調とした端正な印象に、夜は照明によって石貼りの壁や木の軒天が美しく浮かび上がり、昼夜で異なる表情を見せるファサードとなりました。
最初に訪れる人を迎える門扉は、数多くのデザインを検討し、お客様と一緒に考えながら形にしたこだわりの一つ。
玄関へと続くアプローチは、床に埋め込んだ照明が石貼りの壁と木貼りの天井をやわらかく照らし、外部でありながら室内へとつながる上質な空間に。
限られた都心の敷地の中でも、奥行きと落ち着きを感じられる設えとしています。
2階のLDKは、都市部の住宅でありながら明るさと開放感を感じられるよう計画しました。
リビングとバルコニーを大きな開口でつなげることで、内と外が緩やかに連続する空間に。
天井には間接照明を取り入れ、グレーのタイル貼りの壁面や淡い床材と組み合わせることで、明るく上品な雰囲気にまとめています。
ダイニング上部には大きな吹抜けを設け、上部の窓から自然光を取り込むことで、隣家が近いながらも室内に心地よい明るさをもたらしています。
吹抜けの伸びやかな空間と、落ち着いた素材感の組み合わせにより、ご家族が自然と集まる開放的なLDKとなりました。
キッチン前のカウンターは白のモールテックスで仕上げ、タイル貼りの壁面が重くなりすぎないよう、軽やかさを感じられる設えに。
ダイニング、リビング、バルコニーまでを見渡せる配置とすることで、家事をしながらも家族の気配を感じられる空間としています。
また、洗面室やランドリールーム、トイレなどの水廻りにも、それぞれ素材や色使いに変化を持たせました。
洗面室にはモザイクタイルを取り入れ、ランドリールームには印象的なクロスを採用するなど、日常の中に少し気分が上がる要素を散りばめています。
屋上には、都心の景色を楽しめるルーフバルコニーを計画。
住宅が密集するエリアにおいても、空へと抜ける開放感を感じられる、ご家族にとって特別な余白の場所となりました。
都市部の限られた敷地条件、防火地域による木造耐火構造という制約の中で、ガレージ、明るいLDK、吹抜け、バルコニー、屋上空間をバランスよく取り入れ、ご家族のこれからの暮らしに寄り添うお住まいとなりました。






















