鎌倉植木の住宅

鎌倉植木の住宅

所在地:神奈川県鎌倉市植木
設計:

R style

用途:住宅
構造:木造
規模:地上2階建
敷地面積:229.54m²(69.43坪)
延床面積:122.55m²(37坪)
撮影:

松田 哲也 PHOTO-WORKS

敷地は鎌倉市内にありながら、大船方面へのアクセスもしやすく、日常の買い物や通勤・通学の利便性を備えた立地。
少し足を延ばせば、鎌倉・湘南エリアならではの自然や文化にも触れられる、暮らしやすさと鎌倉らしさが共存する環境です。
お子様とお庭でキャッチボールやサッカーを楽しめるよう、ゆとりのある土地を購入され、住まいと庭がひとつながりになる、のびやかな暮らしを目指して計画が始まりました。

外観は、白い塗り壁のシンプルなフォルムに、1階部分の木貼りと深い軒を組み合わせた、落ち着きのある佇まい。
道路側には木塀や石積み、植栽をバランスよく配置し、周囲の街並みに馴染みながらも、住まいとしての存在感を感じられるファサードとしました。

アプローチには石貼りと枕木調の素材を組み合わせ、玄関へと向かう時間の中にも、自然の風合いや奥行きを感じられるように。
昼間は木の質感と植栽の緑がやわらかく映え、夜には照明に照らされた木壁や植栽が、また違った表情を見せてくれます。

玄関まわりは、深い軒に包まれた半屋外のような空間。
外部でありながら、木貼りの壁と天井によって室内へとつながるような温かみを持たせ、来客を迎える場としても、ご家族が日々出入りする場所としても、心地よい余白のある空間としました。
玄関ホールは坪庭に隣接し、北側からのやわらかな光を取り込む構成に。
夜には照明に照らされた植栽が、ご家族や来客をあたたかく迎えてくれます。

室内は、白を基調とした明るい空間に、木の床や天井材を取り入れた、やさしく落ち着いた雰囲気に。
LDKは、リビング・ダイニング・キッチンが緩やかにつながる開放的な構成。
大きな窓から光を取り込みながら、キッチン上部の板貼り天井や間接照明が、空間にあたたかみと奥行きを加えています。
キッチンは、ダイニングやリビングを見渡せる配置とし、料理をしながらでもご家族との会話が自然に生まれる計画に。
床の素材を切り替えることで、LDK全体につながりを持たせながらも、それぞれの場所に程よい変化を与えています。

また、玄関から庭へと視線が抜ける構成や、室内外をゆるやかにつなぐ大きな開口により、家の中にいても外の気配を感じられる住まいとなりました。

お子様の成長とともに、お庭で遊ぶ時間や、ご家族で過ごす時間が積み重なっていく。
鎌倉らしい自然の気配を感じながら、日々の暮らしを豊かに楽しむためのお住まいです。