茅ヶ崎若松町の住宅
所在地: | 神奈川県茅ヶ崎市若松町 |
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設計: | R style |
用途: | 個人住宅 |
構造: | 木造 |
規模: | 地上2階建 |
敷地面積: | 107.00m²(32.36坪) |
延床面積: | 129.82m²(39.27坪) |
撮影: | 松田 哲也 PHOTO-WORKS |
敷地はJR東海道線「茅ヶ崎」駅徒歩圏内の住宅街の一画。
20年ほど前に、土地から購入され、今回は同じ敷地での2回目の家づくりのご計画。
東南角地で建物が道路と近くなってしまう立地環境や、ご要望をお伺いした上で2階リビングでのご提案をさせて頂きましたが、
1階リビングで20年近く住まわれたイメージは強く、2階リビングに抵抗を感じられていたスタートでした。
ご要望の広さや駐車スペースを確保すると、お庭スペースは取れない状況でしたので、LDKから繋がる広めのバルコニーで開放感を確保、また、プライバシーの確保を考慮するとやはり2階リビングでと方向性が固まりました。
家全体のバランスを考えると、かなりゆとりのある広さにした玄関ホールはお子様のご要望で真っ白で明るいこと。
東側からの朝の陽光、北側からの一日中柔らかな陽光を取り入れ、アプローチから続く床は同一のタイルを使用して、繋がりが空間の広がりを感じさせます。
白を基調としながらも、冷たくならないように階段材はナチュラルな木の色を差し色とし、無骨にならないよう段板は薄く、正面からは木口がアクセントになるようなフォルム、黒いスチール手摺は空間を引き締め、バランスの取れた空間になりました。
2階に上がると正面にはダイニングから続くゆとりのあるバルコニー。
LDKからバルコニーへと続く板貼りの天井は、より一層の繋がりを演出し、一体感のある、そして開放感のある空間になりました。
一段上がったリビング続きのファミリーワークスペースは、空間を見通せる違った視線の高さと上部には開放感のある吹き抜け。
キッチン前カウンターと同様にコンクリート造り風のモールテックスで仕上げ、空間のアクセントに。
同一空間にいながらも家族それぞれの居場所があり、それぞれの時間が過ごせる素敵な空間に。
キッチンの空間では、扉やカウンターの色、タイル選びに相当のお時間を費やして頂いた奥様。お引き渡し後にお伺いした際に、最高の空間ですとお喜び頂いていたのが嬉しく思いました。
随所にこだわりを感じる、素敵なお住まいになりました。